◆2024.12.21 「直木賞作家・佐藤愛子の誕生と業績」「随筆春秋の30年」に大幅加飾す

更新と不具合の履歴
Gemini Generated Image(札幌市の手稲山、藻岩山をイメージ)

画面トップのグローバル・メニューにもある、以下2つのサイトに大幅加飾を施した。

・「直木賞作家・佐藤愛子の誕生と業績」

・「随筆春秋の30年」

当初は、両方とも、コンテンツ幅には「狭い」を設定していた。だが、この2つのコンテンツは、随筆春秋にとってはとても大切なページであるから、その後「標準幅」に変更した。すると予想通り見かけは立派になったが、左右にはスペースができてしまう。もっともこのスペースはこちらが意図的につくったものである。我々のは純文学系のコンテンツであるから、どうしても文章量は多くなる。その文章の見栄えがするように、左右には空きを設けたのである。というよりも、読みやすさの確保が目的で、文章の長さを制限した結果、左右にスペースが出来たといった方が正解である。
今回は、その左右スペースに、色付きのサイドバーを設けた。スペースが空き過ぎて少々間が抜けていた。
その方法だが、まずトップにカラムを設置する。印刷などでは多段組という言葉を使うと思う。ウェブ紙面を左・中央・右の3つに分けて、例えば、左(10%)・中央(80%)・右(10%)などと設定する。数字の大きさは様子を見て都度調整し後に決定とする。そして既存の画像も含む全文を、その中央のカラムへ入れ込む。
既存の紙面は、[shift+クリック]で全ブロックを一挙に選択し、それをマウスポインタ―で引っ張って(移動して)、中央カラムまで持っていく。ページの構造を示した左ペインの「アウトライン」と呼ばれるツリー上でそれを行なう。
ウェブは既に冗長な紙面となっているので、パソコンにはかなりの負担がかかる。筐体内部のグラフィックボードの冷却ファンが唸りを上げる。この作業は、スペックの低いパソコンでは無理だと思う。
このサイドバー設置が今回の加飾のメインである。

その後は、レイアウトの細かいところを微調整する作業に入る。ここからが、ひとつのウェブにつき2~3時間の作業時間を要する。幅の狭いところは広げ、広いところは狭くする。リンクの切れているものは再度リンクを張り、セクションや見出しの文字サイズも再調整をする。原稿用紙のエッセイを仕上げるときと感覚的に似ている。
細かい不整合をすべて潰し、全体として均整がとれてくると、僕の場合、「あ~着地したな!」と感じる。その感覚に辿り着くには、大英断ではなく、地道な作業の積み重ねだけが、その道すがらである。これも文章で作品をつくるときと似ている。

忙しい時は猫の手も借りたい(笑)

正倉 一文