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随筆春秋 代表理事 池田 元
故郷の愛媛県松山市。手前は松山城の天守。市内を一望する場所に建つ。祖母方の先祖は代々松山藩の剣術指南役を務め、元禄時代には赤穂浪士堀部安兵衛と不破数右衛門の介錯人を拝命した。その先祖が、荒川十太夫である。10代目子孫にあたる池田の筆名 荒川十太はこれに由来する。

随筆春秋 代表理事
池田 元
●池田 元
池田 元(いけだ はじめ、1962年12月 – )は、日本の一般社団法人 随筆春秋の代表理事。荒川十太の筆名で、同人誌 随筆春秋の事務局という立場で社会貢献の一翼を担っている。読みは「あらかわ とおた」。生業として、有限会社研修設計の代表取締役を務める。
●目次
ページコンテンツ (目次)
1. 概要
池田が随筆春秋と縁を持つに至った経緯
池田元は、愛媛県松山市の出身である。祖母方の先祖は代々、藩の剣術指南役を務めている。元禄時代には、赤穂浪士である、堀部安兵衛と不破数右衛門が切腹した際の介錯人を務めた。その先祖の名を荒川十太夫という。池田の筆名 荒川十太はこれに由来する。池田は、その先祖から数えて10代目の子孫にあたる。
藩から介錯人を拝命するというのは、当時では大変名誉なことであった。このエピソードは、講談「荒川十太夫」や、浪曲「ほまれの三百石」で現在も語り継がれている。講談師の神田松鯉(人間国宝)や神田伯山が、その「荒川十太夫」を好んで口演する。
2022年10月歌舞伎座「十月大歌舞伎」では、 この講談をもとにした新作歌舞伎『赤穂義士外伝の内 荒川十太夫』が上演された。主演は、 4代目 尾上松緑である。
令和4年度大谷竹次郎賞に『赤穂義士外伝の内 荒川十太夫』が決定した。2022年12月13日付けで、歌舞伎公式ホームページ「歌舞伎 on the web」にて発表された。
イラストレーターのもりいくすおが、荒川十太夫を描いている。モデルは、テレビでこの役を演じた俳優の渡辺謙である。このもりいくすおとの縁がきっかけで、池田は赤穂浪士の子孫や関係者、歴史研究者らと知己を得た。そこに近藤健がいた。その縁で、池田は現在、一般社団法人随筆春秋の代表理事を務めている。
2. エピソード
直木賞作家 佐藤愛子先生とのご縁
佐藤愛子(直木賞作家)の夫 田畑麦彦(筆名)は、かつて社員教育の会社を経営していた。田畑の特異な金銭感覚が災いし、結局会社は倒産し多額の借金を抱えてしまう。
妻、佐藤愛子が馬車馬のように働きそれを返済していく。佐藤愛子の小説『晩鐘』にそのことが描かれている。
一方、池田は田畑の社員教育の流れをくむ会社にかつて在籍していた。佐藤愛子の『晩鐘』執筆にあたり、池田が資料として当時のことをまとめて報告した。
『晩鐘』のあるページには、池田が提供した文章の一節が、訂正なしで掲載されている。この事実は、池田元@Wikipediaに記述されている。
池田は、そんな佐藤愛子の配慮に感激し望外の喜びを感じた、と述懐している。これは、旧随筆春秋公式HPに紹介されていた。
奇縁で結ばれた池田元と近藤健
大石内蔵助以下四十七人の赤穂義士が本所・吉良邸へ討ち入ったのは元禄15年(1702)12月のことである。その前年に、江戸城松の廊下で藩主浅野内匠頭が起こした刃傷事件の敵討ちである。義士たちは吉良上野介の首級をあげ、みごと本懐を遂げる。世にいう「吉良邸討入り」である。その後大名四家にお預けとなった義士たちは翌年2月に切腹を命じられる。
義士切腹に際し、熊本藩邸にお預けになっていた堀部弥兵衛(安兵衛の父)の介錯を行ったのが米良市右衛門で、近藤健はその13代後の子孫にあたる。一方、松山藩邸では堀部安兵衛と不破数右衛門の介錯を荒川十太夫が拝命している。池田元は十太夫から数えて10代目の子孫にあたる。二人の末孫は、奇しくも、堀部弥兵衛・安兵衛親子の介錯を行っている。のちに近藤と池田は、赤穂義士の研究家である佐藤誠を介して知己となった。
すでに随筆春秋の事務局員であった近藤の勧めもあり池田が入会する。その後、池田は随筆春秋の法人化を図り、一般社団法人随筆春秋を立ち上げ代表理事に、近藤は同人誌 随筆春秋の代表として現在に至っている。
2022年は、赤穂義士の討入りから320年という節目の年であった。
※動画では「介錯人というのは幕府から拝命する名誉ある仕事でした」としていますが、誤りでした。幕府から拝命するのではなく、所属する藩から拝命します。「幕府」の部分を「藩庁」に訂正すると正しい説明になります。
3. 主な関係者一覧
- 堀川とし(実業家/ 随筆春秋創設者)
- 堀川とんこう(プロデューサー、演出家/ 随筆春秋の指導者)
- 高木凛(脚本家/ 随筆春秋の指導者)
- 斎藤信也(元朝日新聞記者/ 元随筆春秋代表で元主催者)
- 斎藤智子(元朝日新聞記者、皇室担当/ 随筆春秋observer)
- 佐藤愛子(直木賞作家/ 随筆春秋の指導者)
- 遠藤周作(芥川賞作家/ 随筆春秋のゲスト指導者)
- 金田一春彦(言語学者、国語学者/ 随筆春秋の指導者)
- 早坂暁(脚本家/ 随筆春秋の指導者)
- 北杜夫(芥川賞作家/ 随筆春秋の指導者)
- 布勢博一(脚本家/ 随筆春秋の指導者)
- 竹山洋(脚本家/ 随筆春秋の指導者)
- 近藤健(エッセイスト/ 随筆春秋 代表)
- 正倉一文(随筆春秋 事務局長)
(青字は、存命中)
4. 関連項目
- もりいすくお(イラストレーター)
- Wikipedia 佐藤愛子(作家)
- Wikipedia 佐藤愛子奨励賞
- Wikipedia 堀川とんこう
- Wikipedia 高木 凛
- Wikipedia 竹山 洋
- Wikipedia 近藤 健(作家)
- Wikipedia 池田 元
- Wikipedia 随筆春秋
- Wikipedia 随筆春秋賞
5. 外部リンク
- くすや-個人的忠臣蔵ファンサイト(もりいくすお)
- 随筆春秋ポータル (公式ホームページ)
- 随筆春秋資料室
- 随筆春秋の紙本書籍 (販売サイト)
- 随筆春秋の電子書籍 (販売サイト)
- 随筆春秋チャンネル(YouTube)
- 随筆春秋の画家 山下暎二
- 近藤 健 公式ホームページ
- 有限会社研修設計ホームページ
- 池田 元のエッセイ教室
6. 随筆春秋とは
7. ABOUT

一般社団法人随筆春秋
〒170-0003 東京都豊島区駒込7-10-10
TEL 03-3918-8500
随筆春秋 多摩事務所
住所非公開(研究開発、ロジスティックス)
題字揮毫は、早坂暁(脚本家)
制作|事務局 正倉 一文
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