007. 長嶋さん ありがとう

角田幸一の部屋

長嶋さん ありがとう

 昨年6月に死去した読売巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督をしのぶ展覧会「長嶋茂雄追悼展」が、都内で開かれていたので行った。平日にもかかわらず混雑していた。
 長嶋さんは脳
梗塞こうそくに倒れ、リハビリに励んだ。私は脳出血を患い、現在、リハビリをしている。私自身がすべてを受け入れ、前を向き、今を生きていられるのは、長嶋さんの生きざまを見てきたおかげだ。
 私の少年時代、男の子はみな、公園や原っぱで野球を覚えた。生活の中に野球があった。戦後の高度成長期に登場した長嶋さんは、国民的ヒーローとしてプロ野球を引っ張り、国民に勇気を与えてくれた。 
 ありがとう、ミスタープロ野球。さらば長嶋茂雄さん。野球は日本人の伝統的な精神を映し出すスポーツだと改めて感じる。


無職 角田幸一 65
(東京都台東区)

[気流]4月3日(投書)
2026.04.03 読売新聞 東京朝刊 12頁