◆2024.11.24 HTMLアンカー

更新と不具合の履歴

最近、HTMLアンカーという技術を習得した。編集画面でブロック毎に「高度な設定」という設定項目がある。その一つが「追加CSSクラス」であり、もう一つがこの「HTMLアンカー」である。
余談だが、「追加CSSクラス」というのは、このWordPressのしかるべき場所に、加飾のためのCSSを追記した場所があり、その内容をそのブロックにも反映させることができる、という機能である。その際、双方とも記述の最後に「名前」が付けられており、同じ名前のもの同士が一対一で紐付くことにより、間違いなくその加飾が施されるという仕組みである。ここで「クラス」というのはその「名前」の意味である。

さて、「HTMLアンカー」であるが、これはページ内リンクのための目印である。「ページ内のセクション3を見てほしい」などというとき、その「セクション3」の部分にリンクを張り、それをクリックした場合、そのセクション3に画面を飛ばす(スクロールさせる)機能である。なお、ドメイン外にある外部ページからもリンクを張ることができる。
実は、この機能は、「目次」と同じである。このドメイン内では、現在、目次の自動生成を設定をしている。一定の条件が整うとページトップあたりに「目次」が自動生成される。もしその目次が不要の場合には、ページ内の任意の場所に[ no_toc ]と記述する必要がある。
Wikipediaでも、同一ページ内のセクション間でリンクを張ることがある。閲覧者に読ませたい箇所にドンピシャで画面を飛ばす(スクロール)させる技術だが、これを最初に見たときには、格好いいなと思った。
つまり、これらは皆、「HTMLアンカー」と呼ばれる技法である。

さらに、ここ数日で気づいたことがある。例えば、あるページで「HTMLアンカー」に「jump05」と設定した場合、他のページではもう「jump05」と設定することはできない。正確にいえば、作業として設定することはできてしまうのだが、その場合、その「HTMLアンカー」は働かない。
この「随筆春秋ポータル」のトップページのURLは、https://www.zuishun.net/ であるが、この「HTMLアンカー」はその中で1回づつしか使えないということだ。どこかで「jump05」と設定したら、それ以降は、これは欠番となる、という意味である。

[zuishun.net]の部分をドメインというのだが、システム上はこれをひとつのホームページと見る。要するに「HTMLアンカー」の名称は、そのドメイン内では、1度しか使えないということである。

余談であるが、このドメイン内では、あたかも複数のホームページが存在しているかのように見える。例えば、エッセイスト近藤健公式HP https://zuishun.net/konkendoh-official/ であるが、これは実は、[zuishun.net](ドメイン)内のひとつのページに過ぎない。アクセスしてもらうと分かるが、このページの最上部には「グローバルメニュー」が設定されている。しかし、これは実はグローバルメニューに似せた手づくりの偽物である。「グローバルメニュー」も、標準では、[zuishun.net](ドメイン)内で一つしか設定できない。
そういう意味で、随筆春秋ポータルは、まるでホームページのアパートのようであるが、実は、全体でひとつのホームページの体を成しているに過ぎないのである。

※覚書
HTMLアンカーの枠内には#(半角)は不要。例えば、[jump20241218] のように入力をする。数字はこの場合、日付。外部からこれにアクセスする場合のURLは、例えば随筆春秋ポータルの場合と仮定すると以下のようになる。
https://zuishun.net/#jump20241218 

正倉 一文