◆2024.12.13 飯名碧水の部屋、リフォーム案件

更新と不具合の履歴

「飯名碧水の部屋」だが、とうとうメンテナンスの限界に達してしまった。というのも第1編、第2編、第3編と続く作品集の部分が肥大化して、作品の追加、編集にかかる手間がばかにならないのだ。通常、継続して文書を投稿していく場合には、「ブログ機能」を使う。投稿された文書は保存し、それに「カテゴリー」を貼り付け、それが、同じカテゴリーの「新着記事ブロック」に集積されていく。このような手順を踏むのがブログ機能を使った場合だ。

「飯名碧水の部屋」の場合、部屋主の職業が元大学教員である。そんなこともあり、このページの作品集では、目次が、学術論文のように多層構造を成している。「第1編-2-5a」「第1編-2-5b」などという具合である。上記ブログ機能を使った場合でも、「カテゴリー」に「親」「子」「孫」の階層構造を持たせれば、そういうことが実現するのかといえば、階層構造は出来るのだが、これでは逆に、閲覧者にその意図がまったく伝わらない。「カテゴリー」では、通常、「親」「子」の2層構造がいいところではないかと思う。現に今の環境では2層構造までしか構築できない。
そこで現状では、ブログ機能はまったく使わず、固定ページのみで、手作り感満載の工夫を凝らし、なんとか多層構造の風情を醸している。

上記肥大化の部分をもう少し突っ込んで説明する。

現状では、第1編、第2編、第3編がそれぞれ閲覧者からは何ページにもわたっているように見えるが、実は、それは単に「区切り線」が設けてあるだけで(「区切り線」を設けることにより、閲覧者からはあたかも別ページのように見える)、編集者からは切れ目のない、長いロールペーパーのような状態である。

従って容量も大きくなるから、作業時、PCにかかる負荷も非常に大きくなり、下手をするとPC画面がフリーズしてしまう場合もある。また、長い冗長な紙面では、手を入れるべき場所を探すのが極めて困難である。だからこそ、ペライチ(1枚ものの短い紙面)のページをつくり、それにカテゴリーを付与し、同じカテゴリーの「新着記事ブロック」にそれを集積していくというのが、懸命な方法である。ただし、その場合、目次の多層構造を盛り込むことはできない。

一方、部屋主は、職業柄、Wordで文章を作成することが非常に得手である。現に、かつてワープロ専用機の時代に、ベストセラーの指南書まで上梓している。そのWordをこちらでPDF化して、それをそのまま、各編の作品群として、貼り付けてしまえば、かなりの省力化になるのではないか、と考えた。もちろん、その場合の紙面は、ペライチで事足りる。
部屋主が、作品を追加した場合には、更新済みのWordをこちらがまたPDF化して、既存と差し替える。
これを繰り返していくうちに、作品集=つまりPDF版電子書籍、は太っていく。

食べ頃になったらクローズして、電子書籍として上梓し、国立国会図書館のデジタルコレクションに登録をする、という目論見である。

今後、部屋主と相談して最終的な形を決定する。

以下をクリックし、そのトップ画像をもう1度クリックすると、「飯名碧水の部屋」に辿り着くようになっている。その中盤以降が、作品集掲載エリアである。現在は、ほぼ完成形を成している。ただし設定した文章は、2024.12.18現在、サンプルとなっている。

後日相談した結果、現在の目次形式はそのまま旧バージョンとして残し、新バージョンとしてPDF電子書籍を貼り付けることに決まった。
飯名碧水|入口⇒ https://zuishun.net/hekisui-entrance/
2024.12.15

正倉 一文