
53歳の寒い朝、脳卒中で倒れた。
30年間妻と営んできた定食屋の再開は絶望的になり、33年間続けた草野球チームも解散した。左半身麻痺という現実を前に、自暴自棄になっていた私を変えてくれたのが、1台の電動車イスだった。
「諦める」とは「明らかに極める」ということ。諦めた上で、それからどうするかを考えた。電動君と名付けた相棒と町へ出るうちに、噺家さんの言葉に救われ、新しい出会いが生まれ、やがて「チェアウォーカー」として生き直すことができた。
電動車イスは、単なる移動の道具ではない。「行きたいところへ行く」という、当たり前の喜びを取り戻してくれるものだ。障害者だけでなく、老いや逆境の中を生きるすべての人へ——「打席に立てること」の喜びを伝える1冊。
併録「さよならキャプテン」は、33年間草野球をともにした親友への、友情と感謝の物語。
角田幸一

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■ 書誌情報
・出版社:トニックス出版
・発売日:2026年8月20日
・言語:日本語
・ページ数:126ページ
・ISBN-10:4991497302
・ISBN-13:978-4991497308
・寸法:12.8 × 0.76 × 18.21 cm
・重量:181 g
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