◇ドキュメンタリー余話◇
百余年前論文の真相を追う
― 奇形児遠友夜学校の謎 ―
(国立国会図書館デジタルコレクション収録予定)
2025年1日15日に上梓いたしました。発注後、製本となります。(CLICK!)
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【は じ め に】
著者・白佐俊憲が、『奇形児遠友夜学校の謎』と銘打たれた論文を偶然発見した。130年前の文献である。白佐は、遠友夜学校の研究をライフワークとしている。
遠友夜学校とは、札幌農学校2期生であった、新渡戸稲造が創設者の私塾だ。さまざまな事情で勉強することができなかった老若男女のための夜学である。費用は一切かからかった。終戦前年の昭和19年(1944年)までの50年間、その役割を果たし続けた。
そこには、新渡戸のリベラルな思想が息づいていた。リベラルとは、「垣根のない」という意味である。つまり、新渡戸は身分や富に関わらずどんな人々にも平等に学ぶ権利があると考えた。そして、学ぶことによって人は幸せになれると説いた。
そんな「遠友夜学校」を「奇形児」と評するとは一体、何事なのであろうというのが、まず白佐の抱いた疑念であった。
2025(令和7)年1月15日
監修 正 倉 一 文
【著者名】
白佐俊憲
【監修者名】
正倉一文
【販売者名】
製本直送ドットコム
【書籍情報】
製本サイズ:B5
ページ数:48
表紙加工:カラー
本文カラー:カラー
綴じ方:無線綴じ