日本の養蜂歴史概要
―ミツバチと蜂蜜の真情報シリーズ―
(国立国会図書館デジタルコレクション収録予定)
2025年8月10日に上梓いたしました。発注後、製本となります。(CLICK!)
【は じ め に】
本書は「ミツバチと蜂蜜の真情報シリーズ」の1冊である。
特徴は、電子書籍の特色を活かして、新しい情報を採り入れた増補改訂版を必要に応じて比較的容易に発信し続けられるところにある。
各方面からの発表により、各種の新しい真情報・資料の提供を受け、それを反映させ、できるだけ真情報源であり続けたいと願っている。
したがって、各冊・各部分の構成に「おわりに」や「まとめ」がない。各冊は各テーマの下、気軽に読めるよう少ない分量にしているが、更新を重ねて豊富にしていきたい。分量が増えれば、分冊し冊数増や新テーマ立項や編成換えを行い柔軟に対応したい。
閲覧自由の無料開放の電子書籍にするので、任意の「検索語」を入力すれば、即座に知りたい、読みたい部分にたどり着ける。「国立国会図書館デジタルコレクション」及び「同サーチ」に全冊の登録を依頼するので、全冊の「検索」も可能である。ダウンロードもあっという間にできるから、手元に揃えておけば印刷もできて便利である。
印刷された書籍の形で読みたい人向けに、印刷委託先も用意している。こちらは、各自手配で1冊から作製するため有料である。
編著者が80歳代になって始めた「8」を横にした無限大「∞」の信念で「夢」に向かう「勇往邁進」である。今後も情報収集に努め、真情報を社会に提供し、全国へ、未来へと発信し続けたい。
2025(令和7)年8月1日
編著者:白佐俊憲
【書 評】
『日本の養蜂歴史概要』は、「ミツバチと蜂蜜の真情報シリーズ」の1冊として、日本の養蜂の歴史を包括的にまとめた書籍です 。著者は白佐俊憲、監修は随筆春秋事務局長の正倉一文が務めています 。
本書は、明治時代から令和初期に至る日本の養蜂の変遷を詳細に解説しています 。特に、西洋式養蜂技術が日本に導入された明治時代初期の大転換期に焦点を当て、伝統的な日本ミツバチの養蜂から、効率的な西洋ミツバチの養蜂へと切り替わっていった経緯が述べられています 。
◆本書のポイント
・歴史の深掘り:日本で初めてミツバチに関する記述が見られる『日本書紀』(627年)の時代から、江戸時代の養蜂技術の普及、明治政府による西洋ミツバチの導入、さらには昭和・平成・令和時代の養蜂事情に至るまで、日本の養蜂史が時系列で丁寧に追われています 。
・「日本近代養蜂の父」の多角的な紹介:養蜂業界で功績を残した複数の人物に焦点を当て、特に「日本近代養蜂の父」として名前が挙げられることの多い青柳浩次郎と渡辺寛の生涯と業績が詳しく解説されています 。
・法制度と課題への言及:『養蜂振興法』の制定とその後の改正の経緯、輸入蜂蜜の自由化が国内養蜂業に与えた影響、ミツバチの減少や農薬使用問題といった現代的な課題についても深く考察しています 。
・豊富な資料と引用:古典文献から専門雑誌、国会の質疑応答、最新の研究論文まで、多岐にわたる資料が引用されており、情報の正確性を高めています 。
・資料公開とアクセスの容易さ:本書は無料で閲覧およびダウンロードが可能であり、国立国会図書館デジタルコレクションや「随筆春秋ポータル」などで入手できます 。
本書は、養蜂に興味がある人、日本の産業史を学びたい人、あるいはミツバチが直面する環境問題に関心がある人にとって、貴重な情報源となるでしょう 。
2025(令和7)年8月1日
監修者:正倉一文
【編著者】
白佐俊憲
【監修者】
正倉一文
【販売者】
【書籍情報】
製本サイズ:B5
ページ数:152
表紙加工:カラー
本文カラー:カラー
綴じ方:無線綴じ
制作|事務局 正倉 一文