リハビリの大切さ
突然の脳出血を発症して倒れて左半身マヒになった。病気入院などしたことがなかった。退院したが機能回復はなかった。自宅で訪問リハビリを受けて2年が過ぎた。ある日、娘夫婦が来た。「パパ、どう?」「ああ、杖を突いて歩けるようになったよ」「私たち、結婚式を挙げたいの」娘夫婦は、授かり婚であった。「パパとバージンロードを歩きたいのよ」その言葉を、したためてきた。もう仮予約をしてきたそうだ。仕方なく承諾をした。リハビリの先生に相談した。「それは、おめでとうございます。その日に向けた訓練をしましょう」理学療法士の女性の先生が腰にシーツを巻いて、ドレスの裾をふまないように腕を組んで練習した。その甲斐あって本番では、チャペルで、杖を使わず、約25mのバージンロードを歩けた。娘の目には涙が光っていた。片マヒ障害者でも父親としての役目を果たせてよかった。リハビリの大切さを感じた。
角田幸一



