出版書籍の校閲・あとがき

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更井ゆみ『アルパカの行進』随筆春秋刊、2019.09.14

近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。「あとがき」全文 私は現在札幌にいて、東京を訪ねるのは随筆春秋賞の授賞式へ出席するときだけになってしまった。式典が終わると、記念撮影の後、懇親会へと移行する。更井さんにお目にかかるのは年に一度、そのと...
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山田聖都・山田幸子『二輪車』随筆春秋刊、2020.02.10

近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。「あとがき」全文 山田聖都さんの『随筆春秋』デビューは二〇〇〇年秋の十四号だという。つまり、今年がちょうど二十年という節目の年になる。きっかけは、奥様の幸子様が東京・国分寺市の朝日カルチャーセンターの...
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杉浦清子『虹に向かって』随筆春秋刊、2020.02.22

近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。「あとがき」全文 この本は、作者の自分史というより、夫婦がともに歩んできた航跡である。他人の半生記などを読んで、何がおもしろい? というのが当初の正直な気持ちだった。だが、読み進めていくうちに、前のめ...
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黒木恵美子『北の大地と雨竜川』随筆春秋刊、2020.03.31

近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。「あとがき」全文 今年、二〇二〇年は記録的な暖冬だと言われていた。確かに北海道の降雪量も例年に比べ極端に少なかった。だが、二月に入って季節はきっちりと帳尻合わせをしてきた。今季最強といわれるシベリア寒...
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瀧沢 鈴『はなばあさんの想い出雑記帳』随筆春秋刊、2020.09.02

近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。「あとがき」全文 この作品集の柱は、冒頭の十一章からなる教員時代のお話である。若さ漲る初々しい娘が、教員採用面接に臨むところから始まる。命じられた赴任先は、北海道・江差町から四十キロほど離れた小さな漁...
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坂野貞子『晩春』随筆春秋刊、2021.03.09

近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。「あとがき」全文 私が随筆春秋でエッセイの添削指導に携わるようになったのは、二〇一四年五月からである。データを遡ってみると、坂野さんの作品に初めて接したのは、その年の七月のことであった。それから六年、...
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濱本久子『三嶋大社のお祭りの日は』随筆春秋刊、2021.07.21

近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。 「あとがき」全文 草野心平詩集『絶景』の中に、「窓」という詩がある。      窓  波はよせ。  波はかへし。  波は古びた石垣をなめ。  陽の照らないこの入り江に。  波はよせ。  波はかへし。...
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熊井禎臣『一枚の絵葉書』随筆春秋刊、2022.03.24

近藤 健が校閲のみを担当いたしました。大河ドラマ「秀吉」「利家とまつ」の脚本家、竹山 洋 先生(←click! to Wikipedia)が、あとがきを寄せてくださいました。竹山 洋先生(Wikipediaより)竹山 洋「あとがき」熊井くま...
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岩崎と志子『去りゆく昭和』随筆春秋刊、2023.03.03

近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。「あとがき」全文 編集部から岩崎さんの初校ゲラができた、という連絡を受けたのは、昨年十一月下旬のことでした。現在、札幌で暮らす私と東京の編集部とのやり取りは、もっぱらLINE(ライン)です。LINEと...
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西澤貞雄『シニア少年』随筆春秋刊、2024.04.29

池田 元がはしがきを、近藤 健が校閲とあとがきを担当しました。池田 元「はじめに」全文 この本を手に取っていただき、ありがとうございます。 皆さんに西澤貞雄氏の随筆集第一巻『シニア少年』をご紹介します。 作者の西澤さんと私の縁は五年ほど前に...